チタン

Ti

他の金属同様、チタンにもピンからキリまで様々なグレードや純度がありますし、近年ではアレルゲンとなる重金属の上をチタンでメッキ加工したものまで出回っていますが、当店で取扱うANATOMETAL(アナトメタル社)のチタン製ジュエリーは、ASTM F136の米国ASTM規格(※1)に規定されている医療用のチタン素材のみで作られています。

軽く、硬度が高く、腐食しにくく耐久性があり、水に溶け出しにくい性質の為金属アレルギーがほとんど起こらない素材として、歯科治療ではインプラント治療に、メガネフレームや人体器具(ペースメーカーや人工関節など)に使用されてるのがこのASTM F136規格保証付のチタンとなります。

チタンは生体適合性が高いだけではなく、鏡面仕上げ(ハイポリッシュ)に研磨することで審美性をも満たし、更には陽極酸化処理によって鮮やかな全14色(※無色のハイポリッシュ含む)を楽しむことが出来ます。

またステンレスよりも約50%軽量であるチタンには軽量金属という特長もありますので重みによる体への負担を軽減するといった意味で、大きなサイズのジュエリーに最適といえます。

非常に稀ではありますが、チタンによるアレルギーも報告されていますので、ご心配な方は事前にチタンの金属アレルギー検査を行うことをお勧め致します。
しかしながらチタンでアレルギーが発症したというケースの多くが、チタン素材そのものではなく混合物に反応しています。

(※1)ASTMは米国試験材料協会の略であり、その規格は国際的に製品の品質を向上させ安全性を高める為に存在しています。2014年の時点で、約12,000種類以上の規格が発行されており、その策定には150か国・30,000人以上のメンバーが参加しています。世界75か国で法規制などの基準とされるなど、国際的に広く通用しています。

尚、NEOMETAL(ネオメタル社)のチタン製ジュエリーについてもアナトメタル社と全く同じ条件のチタンを使用しております。


チタンジュエリーのケア方法


ファーストピアスとして使用する場合は、オートクレーブで滅菌処理をしましょう。
完治したピアスホールに装着する前には、石けんと温水で洗浄するか、プロパノールまたは70%の消毒用アルコールでよく拭きましょう。

・装着後は入浴の際にシャワーでよく汚れを洗い流し、やわらかい布で水気を拭き取ってください。
洗髪料や石けん類は洗い残しがあるとピアスホールに問題を起こす可能性があるので、度々ジュエリーを外し、ホールとジュエリーの双方を充分に温水で洗浄して下さい。

・皮脂やほこりなどの汚れを放置するとジュエリーの輝きが鈍くなってきますので、宝石・各素材専用のクリーニングクロスを使用し優しく磨いてください。
溝などの細かい部分の汚れが気になる場合は、超音波洗浄機をご使用ください。

⚠ 歯ブラシや爪楊枝などはジュエリーの破損、傷や品質劣化の原因になりますので使用しないでください。
⚠ 殺菌剤、クリーナー、塩素やふさわしくない方法を用いると、チタンを腐食させてしまう原因になりますので避けてください。


ハイポリッシュ以外のチタンカラーについては陽極酸化処理もご参照ください。

ケアについてご不明な点やご不安がある場合はケア前に一度お問い合わせください。


<関連記事: よくある質問 – 使用後のジュエリーの修理はできますか? / 商品は滅菌済みですか?